管更生事業・SPR工法

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オメガライナー工法

オメガライナーとは

記憶を秘めた塩ビ管。

オメガライナーとは、断面をΩ(オメガ)型形状に折り畳み、ドラムに巻いた硬質塩化ビニル管をマンホールより既設管内に引き込み、蒸気加熱により円形に復元させ、圧縮空気で既設管に密着させる、下水道管きょの本管及び取付管を更生する工法です。
呼び径100~450に適用可能。高強度かつ形状記憶性能を持つため、自立強度を有した、スピーディーな施工の管更生が特徴です。
取付管はマス側から本管と同様の硬質塩化ビニル管を引き込み、既設取付管に密着させた後、本管との接合部を折り返して水密性を確保します。

施工上の特徴

非開削工法だから周辺環境への影響を最低限に抑えます。

住宅の密集する市街地でもスムーズに施工が行える非開削工法。また、地上の施工設備も最小限のため、騒音を出しません。交通障害や周辺環境への影響を最低限に抑えた、“やさしい施工”を実現します。

スピーディで容易な施工性。工期短縮、コスト縮減に貢献。

断面は出荷時に既設管内径より小さく折りたたまれており、現場ではドラムから引き出してそのまま既設管内に引き込めます。さらに、オメガライナーは加熱のみで円形にスピード復元するため、工期短縮、コスト縮減に貢献します。

圧力をかけずに加熱のみでスピード復元。安全性・確実性の高い管路更生が実現。

工場で厳重に管理された状態で製造されたオメガライナーは、蒸気による加熱のみで円形に復元。現場では管の断面形状を円形に戻すだけで、化学反応(硬化反応)の必要もなく、安全、確実、スピーディに施工が完了します。

強度・耐久性・耐食性・水理性に優れた塩ビ管路に更生。

円形復元したオメガライナーはJSWAS K-1の偏平強度規格をクリアする自立管(※)です。既設管の劣化度合いを問わず、耐久性、耐食性、水理性、水密性に優れた自立塩ビ管として更生します。
※オメガライナーR(自立管タイプ)の場合

オメガライナーシステム・施工の流れ

オメガライナーなら、取付管の更生も可能。曲がりや段差にシワなく追従し、内面も滑らかに仕上がります。
また、本管との接続部は塩ビ製サドルと止水ゴムで一体化することにより高い水密性を発揮。
下水道ラインの塩ビによるトータル更生が可能です。
01

既設管への引き込み

マンホールよりオメガライナーを既設管に引き込みます。ドラム巻き長さは50m以上(呼び径により異なる)で、1スパンを無接続で引き込み可能です。
02

蒸気加熱で円形復元

ボイラーユニット車よりオメガライナーの内部に蒸気を送り込みます。
蒸気によって加熱されたオメガライナーは形状記憶効果により円形に復元します。
03

圧縮空気により既設管密着

円形復元後、低圧の圧縮空気(0.03~0.20MPa)を送り込むことで、既設管内面に密着します。
低圧をかけたまま空気で冷却することにより、完全に密着して、耐久性、耐食性に優れた塩ビ管による更生管路が完成します。

ロングスパンの施工が可能で、曲がりや段差にもフレキシブルに対応。

曲がりや段差にもフレキシブルに対応。
50m以上のロングスパンに対応
(呼び径により異なる)。
接続部のない水密性に優れた一体管路がスピーディに構築できます。また、既設管の曲がりや段差にもフレキシブルに対応します。

臭気の発生・火災の心配もありません。

更生材料に有機溶剤を使用していないため、臭気対策や火災等の心配がない安全な工法です。

お問い合せ

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